実務補習2日目を終えて、学んだ事【中小企業診断士】
実務補習2日目が終わりました。
残りはあと13日、14日、15日の3日間。
少し不安なことがあったので、先ほどまでグループでZOOM会議をしていました。
いや~疲れました。。
忘れないように、2日目の内容をまとめておきます。
1日目の内容は先日投稿したものがあります。
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・企業の現状認識(問題点)
・問題点を生んでしまった根本原因
・将来会社が目指す方向性
・経営課題(何に取り組んでいくのか)
・経営改善の提言
学んだ事
現状になぜ?を繰り返し深堀をすると課題が浮き彫りになる
A社は社長の右腕といえる、優秀な役員が現場を取り仕切っていました。
優秀な役員はA社の強みとして考えていました。
指導員から、
「何故優秀な役員はA社にいるの?この強みについてなぜ?を繰り返して深堀してみて」
と言われました。
優秀な役員がA社にいる理由
➤給料が高い
➤社長の理念に共感
➤やりがいがある
と、意見が続々と出てきて、給料が高い理由についても深堀していきました。
給料が高い理由
➤A社粗利が高いから高い給料が払える
➤貢献度が高い
➤いないと困る
ここまで意見が出てきて、「あれ?この人が他社に引き抜かれたら大変じゃない?」と気づき、
A社の経営課題の一つに、「人材育成」ということが挙がってきました。
既に分かっている会社の特徴について、
その現状を作り出している要因を探っていくことで、これから取り組むべき課題が見えてくることがわかりました。
短期的目線と長期的目線で提言する
A社はコロナ禍で売り上げが急減しており、新事業も思うように成果が上がっていない状況でした。
今期は大きな赤字となりそうなので、このままではいけない、何とかしたいと考えています。
今、何とかしたいと考えている会社に対して、3年後に○○をしましょう!と言っても社長の心に響きません。
すぐに取り掛かれる短期的な実現可能性の高いアクションプランと、
長期的に成果が出てくるアクションプランとに分けて提案することが大切だと教えていただきました。
現時点であまり良い案は浮かんでいませんが。。。
掴みが大切
診断報告書は全60ページほど作る予定ですが、
最初の掴みで、社長を引き込むことができればいいのですが、
掴みが悪ければ、報告会が地獄の空気になるそうです。
掴みの良しあしは、現状分析で浮彫になった問題点と、提案の方向性が社長の思いに沿ったものか。
が大事になります。
グループの6名がそれぞれバラバラな提案をするのではなく、
一貫性のある提案をしないといけません。
また、グループのメンバーは業界のことに精通しているわけではないので、
とんちんかんな提案をしないようにしないといけません。
どんな提案をするか、みんなで話し合いながら進めているので、
色んな考え方が学べ、とても有意義だと感じています。
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実務補習1日目【中小企業診断士】
中小企業診断士実務補習が本日から始まりました。
先ほど持ち帰った宿題が終わり、脱力しているところです。
かなり疲れましたが、1日楽しかったですね。
備忘録も兼ねて、1日目のスケジュールと今後の流れを整理しておきます。
実務補習1日目のスケジュール
9時 指導員から開講挨拶
9時半 自己紹介
10時 SWOT分析
11時 社長への質問項目の擦り合わせ
12時 休憩
13時 出発
14時 会社到着・ヒアリング
16時半 会場へ戻りヒアリング内容の振り返り
20時 解散
午後14時から社長へのヒアリングを行う為、午前中にSWOT分析(会社の強みや弱みの分析)や、ヒアリング項目のすり合わせをしました。
実務補習前に配布されていた会社概要をもとに各自が考えておいたものを、ホワイトボードに書き込んでいき、意見を出し合うような形で議論を行います。
この段階で、グループ内で担当分けを行いました。
経営戦略(班長)、営業・販売、仕入・商品、人事・組織、新規事業、財務会計の計6つの担当があります。
分けられた担当分野ごとにヒアリング項目を考え、10~30の質問リストを作りました。
14時から、社長・部長に対して順番に質問していきますが、一人当たりの持ち時間は10分と少なく、
聞きたいことがうまく聞けませんでした。
私は30個質問を用意していましたが、10個程度しか聞けませんでした。
また、時間がないことに焦ってしまい、社長の話の深堀ができなかったかな、と思います。
ヒアリングが終わった後は会場に戻り、グループで気づきを共有します。
そこで業務の流れを確認し、SWOTを改めて出しなおしました。
ある程度意見が出終わったのが20時で、そのまま解散しました。
実務補習に名刺は必要?
実務補習用の名刺は作らなくて良いです。
グループのメンバーと指導員と本業で使っている名刺を交換しましたが、
診断企業へは名刺を交付してはいけないルールということでした。
初日から最終日までのスケジュール
2日目 ヒアリング項目をまとめ、提案の方向性をまとめる。
3日目 診断報告書の第一稿を作成
4日目 診断報告書完成、プレゼンの練習
5日目 発表
診断報告書は各担当ごとに作成し、一人当たり10ページほどのボリュームのものを作成するようです。
感想
初日を終えて、一番感じたのは「楽しい」ということ。
私の場合は、指導員とグループのメンバーが優しかったことがラッキーでした。
私が1番年少でしたが、平等に意見交換をしてくださいました。
楽しいですが、提案の方向性がまだ全く見えていないので、良いものが作れるかかなり不安があります。
明日も頑張ります!
手数料が安い投資信託の選び方
この半年間で日経平均がかなり上がっています。
株式投資をしている富裕層は、保有株式が値上がりしているので、かなりの含み益を得ているようです。
私のお客さまも、半年で1000万円も儲かりました..。
実はこのお客さまが投資していたのは、銀行が販売する投資信託なんです。
株式投資やビットコインが注目されがちですが、投資信託も上手くいけば充分利益がでると思います。
今回は、投資信託を買うときの手数料と、選び方について書いていこうと思います。
商品によって手数料率が異なる
投資信託には手数料がかかります。
購入時に手数料がかかるのは、株式投資と同様です。それに加えて信託報酬という、「投資信託を保有している間かかる手数料」があります。
また、商品によっては信託財産留保額という、投資信託を換金するときにも手数料がかかることがあります。
これらの手数料は、投資信託の商品ごとに異なります。
販売手数料が3.0%かかるものや、販売手数料が無料のものもあります。
手数料の高い安いは、投資信託の型によってだいたい決まってきます。
アクティブ型とインデックス型
アクティブ型と言われる投資信託は手数料が高く、
インデックス型と言われる投資信託は手数料が安いです。
この二つの違いは、
プロの投資家が投資テーマに沿った銘柄を選定するのがアクティブ型で、
日経平均などの指数を参照するものがインデックス型になります。
アクティブ型のほうが手間がかかるから、手数料が高くなるということになります。
初心者におススメの投資信託
インデックス型の投資信託で、日経平均株価に連動するものや、アメリカのS&P500に連動する商品がおススメです。
理由の一つは、手数料が安いから。
楽天証券には、「ニッセイ日経225インデックスファンド」「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」という商品があります。
このどちらも購入手数料がかかりません。
また、分かりやすいことも理由の一つです。
日経平均に連動する投資信託であれば、毎朝ニュースで日経平均株価をみるので、上がったか下がったか、今が高いのか安いのか、把握することが容易です。
投資は自己責任なので、なぜ投資信託の価格が上がったのか、なぜ下がったのかが分からないと、購入するタイミングや換金するタイミングの判断ができません。
自分の相場感覚を養うためにも、投資が初めての方はインデックス型の商品を買ってみて、ニュースをチェックするクセをつけることをお勧めします。
無利子融資で得する人、損する人
コロナウイルスで業績が悪化している中小企業を支援するために、
無利子融資制度の上限増額が決定しました。
無利子融資はもともと12月末までの制度だったのですが、
年末にかけてコロナウイルスの感染が拡大したため、3月末まで制度の延長が決まっていました。
銀行員はこの制度のおかげで融資成績を大きく伸ばすことができるので、
制度延長・上限増額のニュースは銀行員界隈でかなり話題になりました。
今回は無利子融資制度の概要と、今後の企業業績への影響についての私の考えをまとめていきたいと思います。
無利子融資で得する人
無利子融資により、企業は銀行から融資を受けやすくなり、
銀行は融資残高増加により利息収入が増えます。
企業は利息負担無し
最大のメリットは、3年間利息負担が無いことです。
利息負担が無いため、「資金繰りに困ってはいないけど、念のため借りておこう」という企業が多くあります。
使わないのであれば、3年間経った後に全部返済してしまえば一切利息はかかりません。
借りて預金に預けておけば、少ないながら利息は入りますから、超お得です。
更に、金銭消費貸借契約証書(いわゆる借用証書)に貼る印紙税も非課税になります。
まさに大盤振る舞いです。
企業がこの無利子融資制度を利用する為には、銀行の融資審査を通さないといけません。
売上が下がっているのに、銀行は融資してくれるのか?という疑問が生まれると思います。
銀行は儲かる
無利子融資制度に関していえば、銀行の審査はほぼ通ります。
金額の多寡はありますが、この半年超の期間でゼロ回答は一件もありませんでした。
銀行の審査が通りやすい理由は、
信用保証協会が全額融資金額を保証してくれるからです。
信用保証協会は、いわゆる企業の保証人のようなもので、
企業が債務を返済できなくなった時に、企業に代わって銀行へ債務を返済してくれる機関です。
お金を貸して、企業か信用保証協会のどちらかからお金が返ってくるのであれば、
銀行は利息は必ず入ってきて、貸し倒れの心配もないので、大儲けです。
銀行としてはどんどん無利子融資を使ってもらう方が良い。ということになります。
信用保証協会も、タダでは企業の保証はしてくれません。
債務保証する代わりに、通常は企業から保証料を徴収します。
無利子融資は、この保証料も国が負担してくれます。
保証料は金額によっては100万円以上かかりますから、
税金がかなり使われていることが予想されます…
税金負担は増える
企業⇒銀行へ利息を払う
国⇒企業へ利息分をキャッシュバック
国⇒信用保証協会の保証料を負担
この費用はどこから捻出するんだろう。と不安になります。
コロナ対策で企業への支援が増えますが、
財源は国の借金ですから、みんなで税金をたくさん払って国の借金を返さなければいけません。
税金収入を増やすには、税率を上げるか経済発展して所得を上げるかしかないですから…
元本据置の落とし穴
旅館業や、旅行代理店、飲食店等、
コロナウイルスによる影響を受けている企業の多くは無利子融資を受け、
元本返済の据え置きをしています。
仮に4000万円を借りて。
3年間元本据え置き、7年間で返済すると、
年間570万円も返済しなければいけません。
多くの企業は、資金繰りが苦しくなって無利子融資を利用していますので、
元本返済の据え置きをしています。
返済が始まるまでに、事業を立て直して利益が出るような状態にしなければいけません。
個人的には、この無利子融資制度が単なる延命措置にならないように、
元本据え置きしている間に、コロナ禍でも正常な事業運営ができるビジネスモデルを構築することが重要だと考えています。
以前ご紹介したような補助金を活用して、コロナ禍の新しいビジネスモデル創出を支援してきたいものです。
住宅ローンの返済期間はどうやって決めるべき?
今回も、住宅ローンについての記事になります。
銀行で働いていて
よくある質問の中に、「返済期間はどうやって決めたら良いの?」という質問があります。
返済期間が長い⇒利息の総支払額が多くなる
返済期間が短い⇒利息の総支払額が少なくなる
というのが金利の仕組みです。
しかし、住宅ローンには「税制」「団信」などの制度が絡んできているので、
利息の支払いは少ない方がいいから、返済期間はできるだけ短くしておこう!というのも少し間違っていると思います。
それでは、
返済期間はどうやって決めるべきか、について銀行員の考え方をご紹介します。
前回は、住宅ローンの変動金利と固定金利についてご紹介しました。
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返済期間は目一杯長くする方が良い
私が住宅ローンの相談を受けるときは、お客さまに明確な考えがない限りは返済期間は一番長くすることを勧めます。
一般的に、住宅ローンの返済期間は35年間です。
頑張ったら20年で返済できる!という人も、35年で返しましょう。
理由は、
・家計にゆとりがもてること
・住宅ローン控除の恩恵を最大限受けられること
・団信のメリットがあること
等が考えられます。
一つずつ見ていきましょう。
家計にゆとりがもてる
住宅ローンは、返済期間が長いほど月々の返済金額が少なくなります。
返済金額が少なくなれば、家計にゆとりができますので、
いざという時の貯金や、貯金を運用に回すことができます。
現在の住宅ローン金利は1%を切っていますので、それ以上の利回りで運用できれば利息分は回収できます。
また、お子様がいらっしゃる家庭であれば、
教育資金にたくさんのお金が必要になりますので、余裕資金を教育資金にとっておく方が良いです。
返済期間を短くして毎月たくさん返済すれば、利息の総支払額は少なくなりますが、
それよりも返済期間を長くして、いざというときの貯蓄をすることの方がおススメです。
例えば、教育資金が足りなくなり、教育ローンを借りようとすると2%前後の金利を払うことになります。
教育ローンやマイカーローン等は住宅ローンよりも金利が高いので、なるべく使わないに越したことはないですから。
住宅ローンより安い金利かつ長期間でお金を借りられるローンはないです。
他のローンを使うくらいなら住宅ローンを借りておきましょう。
住宅ローン控除の恩恵を最大限受けられる
住宅ローンを借りてから10年間、住宅ローンの年末残高×1%の税額控除が受けられます。
2020年12月31日の住宅ローン残高が3000万円であれば、
3000万円×1%の30万円。
つまり、30万円の既に支払っている所得税が還付されます。
住宅ローン金利が1%を切っているのであれば、絶対に使っておきたい制度です。
この制度は、10年間という期限があるので、
その期限内はなるべく住宅ローンをゆっくり返して、税額控除を多く得られるようにする方がお得です。
団信のメリットがある
住宅ローン控除が終わった後も、住宅ローンには「団体信用生命保険」が付保されています。
これを略して「団信」と呼びます。
団信とは、住宅ローンの債務者に対して掛けられる生命保険で、
通常は債務者が「死亡したとき」「高度障害」になったときに住宅ローンの残高がチャラになる。
という仕組みです。
債務者が亡くなっても、銀行がとりっぱぐれないような仕組みになっています。
死んでも借りた金を返してもらう、という銀行の執念が感じられますね...。
最近は、「死亡・高度障害」に加えて、「がん保障」や「三大疾病保障」がついています。
こういった保障が付いていますが、保険料は住宅ローンの金利に含まれているので、
住宅ローン控除のある期間は、とてもお得な保険に入っていることになります。
三人に一人ががんに罹患する時代ですが、がんも治る病気になってきています。
団信のがん保障は、がんの診断書を提出することが条件であることが多いので、
治ったとしても住宅ローンをチャラにしてくれます。
であれば、金利分は保険料だと考えてゆっくり返すのもアリなんじゃないかな。と思います。
前提②完済まで働き続けるor退職金で一括返済できる
返済期間を長くすることをおススメできない人は、
完済まで仕事を続けない、かつ退職金等で一括返済できない人です。
40歳ごろに住宅ローンを組み始めて、35年後には75歳になります。
65歳で仕事を終えて、一括返済できずに住宅ローンが残ってしまうと大変ですよね。
年金で返済できるから大丈夫!と思われるかもしれませんが、
これから年金は少なくなることが目に見えています。
現時点の年金額でも、年金で住宅ローンを返していて生活が困窮している人を何人も見てきました。
そういった人を見るたびに、銀行員が正しい知識で返済計画を考えてあげないといけないな。と思います。
ブログを書き始めて1か月になりますが、
読者登録、はてなスターともにとても励みになります。
自分の勉強とお礼のために皆さんの記事も拝見しておりますので、
今後もよろしくお願いします!
中小企業診断士の実務補習に向けて(準備編)
診断士協会から、メールで実務補習の案内がありました。
今回は、中小企業診断士の実務補習の事前準備について、ご紹介します。
中小企業診断士に興味がある方、経営コンサルタントに興味がある方の参考になればと思います。
経営診断の事前準備
中小企業診断士の実務補習当日までに、
・診断企業の現状把握
・SWOT分析
・財務分析
・課題(仮説)を立てる
という準備を行います。
実務補習の1日目から診断企業の社長に対してヒアリングを行うので、
前もって準備しておきなさい。ということです。
実際の経営診断でも、最初の面談でのヒアリングがフィードバックの良否を左右しますので、
最初の面談時には、診断企業の概要を頭に入れて、質問事項をまとめたうえでヒアリングを行います。
メールで送られてきた資料
- 決算書3期分
- 企業のパンフレット
- 参考資料
上記の資料とともに、政府統計をもとに診断企業の分析を行います。
使用する政府統計はこちらです。
www.e-stat.go.jp
診断企業の現状把握
パンフレット、ホームページを参考にして、事業内容を把握します。
パンフレットやホームページで分かる内容は、
業種、顧客層、事業の特徴、会社の強み、等です。
何の仕事をしていて、誰に対して、どんなサービスを、どうやって提供しているのか。
という風に、5W1Hの考え方でわかる範囲で事業の把握をしていきます。
インターネットで何でも調べられる時代ですね...!
SWOT分析
SWOT分析とは、企業の内部環境と外部環境を分析し、企業の経営課題を明確化するためのフレームワークです。
- Strength強み・・・企業が有している優位性が何か(内部環境)
- Weakness弱み・・・改善すべきところ(内部環境)
- Opportunity機会・・・事業のチャンスとなりうる環境(外部環境)
- Threat脅威・・・事業のピンチになりうる環境(外部環境)
パンフレットやホームページだけでは完全なものは作れませんでしたが、
自分なりに「機会」や「脅威」を洗い出してみることで、
診断企業が目指していく方向性が出てきます。
私はこの作業を行っているときに、いくつか疑問が出てきたので質問リストにまとめていきました。
財務分析
与えられた決算書をもとに、財務分析を行います。
決算書は、企業の成績表のようなもので、売上高や、営業利益、自己資本などの情報が分かる資料です。
私が調べたことは、
診断企業が、同業界の企業と比べてどうなっているか、
ということを調べました。
同業界の情報は、上述した政府統計を利用して調べます。
例えば、
「売上高に対して利益率が悪い」とか、「売上債権の回転率が悪い」「自己資本比率が悪い」など。
財務の状況から、その会社の強いところ、弱いところが分かってきます。
財務分析を行い、企業診断の切り口を見つけていくイメージです。
課題の仮説を立てる
SWOT分析・財務分析を行ったら、企業の課題は何か検討します。
例えば、
売上構成が大口取引先に偏っている⇒販路拡大に向けた対策が必要
利益率が低く財務が痛んできている⇒付加価値向上に向けた対策が必要
新規事業が軌道に乗らない⇒マーケティングの対策が必要
などです。
出てきた課題について、実際に社長はどう捉えているのかを、
実務補習の1日目に質問してぶつけていく流れになります。
そこで具体的な質問を行うことで、立てた仮説が正しいか正しくないかを検証します。
実務補習は、6人のグループで協力しながら行うので、
課題の具体的なアクションプランについては、意見を出し合いながら考えていくようになると思います。
まとめ
インターネットを駆使して、企業の情報収集を行っていますが、
正直思っていたより大変です。。。
しっかり腰を据えて取り組まないといけないな、と改めて思いました。
今週の金曜日から実務補習が始まるので、念入りに準備してから臨みたいと思います!
変動金利と固定金利、どっちがお得?
住宅ローンを組むときのポイントとして、変動金利にするか固定金利にするかということで悩まれる方も多いと思います。
現役の銀行員で、FP1級を取得していますので、
あくまで個人的な見解となりますが、「自分だったらこっちを選ぶ」という観点で選ぶポイントをご紹介します。
変動金利と固定金利
住宅ローンには、大きく3つの金利の型があります。
では、どれが一番お得なんですか?
と、お客さまからよくご相談を受けます。
結論から申し上げると、”世の中の金利がこれからどうなるか次第”です。
もし、これから金利が上がらないのであれば、金利が低い変動金利や○年間固定金利がお得です。
10年後や20年後に金利が上がるのであれば、全期間固定金利の方が低金利で返済し続けることができるので、他の金利型よりもお得になります。
とはいえ、お客さまに金利がどうなるか分からないので、何とも言えません!という訳にはいかないので、
お客さまに説明している内容をまとめていきます。
自分が住宅ローンを組むなら変動金利
仮に自分が住宅ローンを組むとしたら、変動金利を選びます。
理由は、一番金利が低く利息負担が少ないためです。
参考に、楽天銀行の住宅ローンのページを見てみました。
変動金利が年0.537%~年1.187%に対して、
5年固定金利が年0.752%~年1.402%となっています。
住宅ローンは借りる金額が大きいので、金利が返済額に与える影響も大きくなります。
つまり、金利が低い方が元本の減りが早くなる、ということです。
元本が少なくなれば、金利の影響も少なくなりますよね?
上記の条件で返済を続け、仮に15年後に金利が1.5%になったとしても、返済額は8.6万円程度に留まります。
上の図を見ていただいたら分かるように、
住宅ローンは毎月一定金額の返済を行いますが、始めの頃は返済額のほとんどが利息です。
金利が高ければ高いほど、利息の部分が大きくなる仕組みになっています。
せっかく毎月支払いをするのであれば、支払う利息は少なくしたいですよね。
金利の推移を見てみると、1995年から2%台に金利が下がっています。
固定金利と変動金利には差があるものの、変動金利はほとんど動きがなく、ここ約10年間の変動金利は2.475%のまま横ばい状態で、現在も最低水準を保ったまま推移し続けています。
バブル時代のような好景気になれば、経済引き締めのために金利を引き上げることがあるかもしれませんが、
これからそんな好景気がくることは現実的でないように思います。
金利を上げると、
住宅ローンが組めない⇒家が売れない⇒工務店・デベロッパーが不調⇒資材が不調
と、悪循環が生まれるので、余程好景気で金利が高くてもドンドンお金を借りて投資していくようなマインドにならないと、金利は上げられないのではないかな、と考えています。
変動金利のデメリット
デメリットは、金利上昇リスクがあることです。
(先ほどと矛盾してしまうようですが、、、)
これまで、低水準で推移してきている住宅ローン金利ですが、
10年後や20年後はどうなるか、誰にも分かりません。
先ほどシミュレーションしたような、1.5%程度への金利上昇であれば影響は小さいですが、
3%や5%に金利が上がってしまうと返済金額はかなり大きくなってしまい、返済が不可能となってしまう可能性があります。
こういった金利上昇リスクに備えて、ゆとりのある返済計画を立てておくことが重要です。
将来どうなるか分からないからこそ、不測の事態に耐えられるようにしておかないといけないですね。
まとめ
- 金利が低いと元本の減りが早い
- 大きな金利上昇は考えにくい
- 金利上昇を考えた返済計画が重要