中小企業診断士試験について説明します!
中小企業診断士とは、
中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家、つまり経営コンサルタントとして位置づけられています。
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。
はじめまして。自己啓発の一環で日々資格試験に挑戦をしており、
令和2年度の中小企業診断士試験に運よく合格出来ました。
今回は、中小企業診断士とはどんな試験なのか。について、実体験を踏まえてお伝えしようと思います。
どんな試験?
一次試験・・・財務会計・企業経営理論・経営法務・経済学・経営情報システム・運営管理・中小企業政策の全7科目で行われるマークテスト
二次試験(筆記)・・・一次試験通過者が受験。企業経営理論・運営管理・財務会計等の知識を使った記述試験
二次試験(口述)・・・二次筆記試験通過者が受験。
勉強し始めて分かりますが、範囲がかな~り広いです。
しかし、幅広い知識を習得でき、経営の目線での考え方が身に付くので、現在の職業が何であろうとスキルアップにつながる資格だと思います。実際に、診断士として独立する人だけでなく、資格取得後もサラリーマンとして働く人も多いようです。
私が勤める銀行の中では、FPや証券アナリストと並んで取得を奨励される資格です。
難易度は高いと思われているので、合格するとかなり称賛されます。
私は令和2年度試験を受験しましたが、運よく合格率の高い年で1次2次ともに通過することができました。
・1次試験(マークシート方式)合格率42.5%(令和2年度)
・2次試験(筆記式) 合格率18.4%(令和2年度)
・口述試験 合格率約99%
※中小企業診断士協会
どのくらいの勉強時間?
独学で中小企業診断士に合格するために必要な勉強時間は約1,000時間と言われています。
宅建士は450時間、行政書士は500~600時間、社労士は1,000時間必要と言われているので、社労士と同レベルのイメージでしょうか。
私はFP1級と宅建士に合格しましたが、難易度を比べると、
本格的に勉強を始めたのは、12月頃から。まずは一次試験の対策です。
- 講義動画の視聴
1講座160分程度の動画×10講座×7科目=186.6時間
実際は1.5倍速で視聴した為124.4時間くらい。
- 過去問演習
1科目90分(演習+復習)×7科目×5年分×6周=315時間
※ざっくりです。
7月に一次試験を受験し、8月の合格発表後に二次試験の対策開始。二次筆記試験は10月末に行われるので、かなりタイトでした。
- 過去問演習
1問100分(演習+復習)×4問×10年分×2周=133時間
上記の合計では572時間ですが、スキマ時間でテキストを読んだりしているので、実際は600時間から700時間くらいになっていると思います。
まとめ
約一年間の試験勉強で、なんとか合格することができるレベルだと思います。
しかし、二次試験については、筆記試験であることから正しい答えが公表されていません。勉強の方向性が合っているのかどうか分からず不安を感じながら勉強していました。受験生の中には2年、3年と受験を続けている方も多くいらっしゃいます。
そのため、診断士を目指すか悩んでいる方は、何年かかっても絶対に取る!という意思を持って臨んだほうが良いかもしれません。
晴れて合格した後は、実務補習・実務従事など、実際に企業へのコンサルティングを行う実習を経て、中小企業庁へ中小企業診断士として登録が出来るようです。
実習についてはこれから行う予定ですので、順次情報提供させていただきます。
私自身、中小企業診断士の資格をどのように活かすかは検討中ですが、カッコええ銀行員には近づけたと満足しています。
それでは、ありがとうございました!