銀行業務の実際についてお話します!

こんばんは、しゅーたろうです。
 
仕事納めが終わり、明日からお休みの方も多いと思います。
銀行は暦通りの営業ですので、31日から正月休みとなります。
 
周りの友人が続々と休みに入る中仕事が続くので少し辛いですね、、、
 
今年ももう少し、頑張ろう、、、!!
 
今日は、そんな銀行での仕事について書いていきたいと思います。
 
 
 
 

 

ノルマはきついのか

結論から言うと、キツさは銀行・支店によりますが、ノルマは基本的にはある と考えてよいと思います。
 
銀行も株式会社なので、利益を出して株主に還元しなければいけません。私の勤める銀行では、毎期各支店に目標利益が割り振られ、各支店に割り振られた利益額を支店の行員が稼いでくるようになっています。
 
 

どんなノルマがあるのか

私は支店の外回り担当ですので、
外回りとして振られているノルマを一部紹介します。
 
貸出金
新規顧客数
手数料収益
クレジットカード件数
他多数(笑)

 

等があります。
 
手数料収益に関しては、低金利で落ちている貸出金の収益を賄う為に、銀行が力を入れ始めている項目です。
 
代表的な物は、投資信託、保険、信託等です。
 
以前は足りないノルマを行員が購入し未達部分を賄う、「自爆」と言われる行為がよくありました。現在は、家族・行員の購入は実績に加算しないというルールにより自爆することも無くなりましたね。
 
 
先輩や上司の話を聞いてみると、今よりも随分キツい詰められ方をされていたみたいです。いわゆるパワハラですね。
 
特に、スルガ銀行の不正融資の原因となった、パワハラ問題が発覚してからはかなりパワハラに対する監視態勢は整えられたように感じます。
 
(以下、報告書より抜粋)
 
  1. ノルマが出来ていないと応接室に呼び出されて「バカヤロー」と、机を蹴ったり、テーブルを叩いたり、「給料返せ」などと怒鳴られる。
  2. 「なぜできないんだ、案件を取れるまで帰ってくるな」と、首を掴まれ壁に押し当てられ、顔の横の壁を殴った。
  3. 数字が達成できないなら「ビルから飛び降りろ」と言われた。
  4. 毎日 2~3 時間立たされ、怒鳴り散らされる、椅子を蹴られる、天然パーマを怒られる、1 カ月間無視され続ける。
  5. 「死ね」「給料どろぼう」「できるまで帰ってくるな」と罵倒。
  6. 数字が(達成)できなかった場合に、ものを投げ、パソコンにパンチされ、「お前の家族皆殺しにしてやる」と言われた。
  7. 毎日、怒鳴り続けられ、昼食も2週間行かせてもらえず、夜も午後11時過ぎまで仕事させられた。
  8. 支店長席の前に1時間以上立たされ、支店長が激高し、ゴミ箱を蹴り上げたり、コップを投げつけられた。
  9. 達成率が低いと、椅子を蹴られ、机を叩かれ、恫喝されながら育った。
  10. 数字があがらないなら休日はなし、数字があがらないなら時間外請求するな、融資実績があがらないならば、会社に給与返せ、いつまで会社から定額自動送金してもらっているんだというモラルの欠片もない会社だった。

 

 
少なくとも私はここまでされたことは無いです。
 
定期的に無記名アンケートや、匿名通報制度でパワハラを報告できるようになっていて、パワハラをした人間が罰せられるような態勢もあります。
 
まとめると、ノルマはあるけど、ノルマ未達による罵倒やいじめはない 。
どうやったら達成できるか、というプレッシャーをかけられることはある。という感じですね。笑
 
 

外回りはなにをしているのか

私は外回りの担当なので、外回りの一日を紹介します。
 
8時15分 出社・勤務報告・メールチェック
8時50分 朝礼
9時   係ミーティング
9時半  外出し顧客訪問
12時  帰店・昼食
12時半 訪問後の整理
13時半 外出し顧客訪問
16時  帰店・整理・稟議
17時半 退社
 
訪問した際には、社長とは融資の話だけでなく、販路拡大や業務効率化の話をします。ほとんどは世間話で終わることもありますが、銀行の関連会社で解決できることもあるので、とにかく会社の課題を聞いてくる ことに注力します。
 
一日の訪問件数は5〜7社程度、電話を含めると12〜15社くらいだと思います。
 
融資の話があると、帰店後にミーティングを行い、融資可否の方向性を支店長、課長と擦り合わせた上で稟議書を作成して本部へ打診します。
 

 稟議書とは

①官庁・会社などで、会議を開くほど重要でない事項について、主管者が決定案を作って関係者間に回付し承認を求めること。 ②会社などで、所定の重要事項について、決裁権を持っている重役などに主管者が文書で決裁承認を求めること。(広辞苑より)

広辞苑にもある通りで、銀行の中での決裁書類のことです。

 

お取引先から、「お金を貸してください!」と言われて、「いいですよ!いくらでもどーぞ!」という訳にもいかないので、決裁権限者に対して貸出案件の稟議書を上げて、貸出の可否を決定します。

 

審査の内容は、取引先の業績、資金を何に使うのか、返済資金はどうするのか、等です。要は、貸出したお金がちゃんと返ってくるかどうか 。を審査します。

 

稟議書は、この貸出案件はちゃんと返してもらえるんです。というのを偉い人に納得してもらえるように書く必要があります。

なので結構めんどくさいですね、、、
 
 
 

資格はどのくらいとるのか

銀行に入って、最初に嫌になるのが資格の多さだと思います。
保険の販売資格や証券外務員、銀行業務検定、FP等。
 
絶対に取らないといけない資格は、証券外務員1種、保険の販売資格です。
この二つは正直そこまで難しくありません。
 
努力次第で問題なくとれるレベルなので、合格できないと不真面目だとレッテルを貼られてしまいます。
 
この二つに合格した後は、銀行業務検定の勉強を続けていきます。
銀行業務検定には、銀行員に関係のある知識向上を図るため、多くの科目が存在します。
 
私が今までとった資格は、
銀行業務検定:法務2級、財務2級、税務2級、法人渉外3級、外為3級、等です。
 
資格取得を奨励されていますが、たくさん取らないと昇進出来ないわけではなく、ほとんど資格を取っていなくても、優秀で昇格している人はたくさんいます。ただ、銀行には向上心の高い人が多いので、周りに勉強している人が多いとプレッシャーに感じるかもしれないですね。
 
 
辛くならない程度には、勉強も必要かなーと個人的には思います。
 
 
 
 
 
 
私はこれから簿記2級に挑戦する予定です。
 
試験日は2月28日なので、あと2か月!
頑張ります!