【まとめ】記憶力を強くする

みなさんこんばんは。

1年間あっという間でしたね。

年々、記憶力が低下している気がしてきますよね。

勉強してもなかなか覚えられず、「あー、若いときは簡単に覚えられたのに。」
って思うことは無いですか?


とても分かります。


資格の勉強をしていて、何度も同じ問題を間違えて自己嫌悪に陥ることも数知れず…


そして最近、こんな本を見つけました。

・記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)

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「記憶力を強くする」


そんな方法があるなら、ぜひ知りたいですよね。

今日はこの本の内容の一部を紹介しようと思います。

加齢で記憶力は落ちない

たしかに、神経細胞の総数は歳とともに減っていきますが、シナプスの数はむしろ反対に増えていくことが分かります。
つまり、神経回路は年齢を重ねるにしたがって増加していくのです。<本文より>

ズバリ、記憶力が悪くなっていると感じるのは勘違いです。


考えられる理由は、

・努力不足
・若いときと同じ勉強方法ではいけない

この2つがあります。


記憶力が上がる勉強方法

関心を持つ

記憶を司る海馬というところは、興味深いものに接すると、無意識のうちにシナプスが活発化します

シナプスが活性化し、記憶力が増強されることを、
専門用語ではLTP(長期持続)というそうです。

なので、「ふーん。」と冷めた感情でものごとを見るのではなく、

「ほうほう、それはどうしてなんだ?」と、積極的な姿勢でものごとを見ることが大事ということです。


大人になって覚えが悪くなると感じるのも、
いろんなことに慣れてきて感動することが少なくなっているから
かもしれません。


普段から興味の幅を広げることがとても大切ですね…!!


理解して覚える

小学生のころは、意味記憶といって掛け算の九九のように、意味のない文字や絵や音に対して絶大な記憶力を発揮します。
それが、中学生ごろからエピソード記憶という論理だったことを覚えることが得意になってきます。


エピソード記憶を簡単に作る方法は、覚えた知識を友達に説明してみることです。
人に説明するためには、理解していないといけません。

また、「あのとき説明したことだ。」と容易に思い出すことが出来る様になります。


私も勉強仲間を作って、説明し合うことをよくしていましたが、
無意識に記憶に良いことをしていたようです。

耳で覚える

覚えたいことを声に出しましょう。


人は長い歴史の中で、視覚が発達したのは比較的最近になってからのことで、
耳の情報を多く使って生活してきました。

そのため、人は目の記憶よりも耳の記憶の方が印象に残ります。


確かに歌はただ歌詞としてみるよりも歌として聞いた方が覚えやすいですよね。

エビングハウス忘却曲線

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20分後には、節約率が58%であった。*1
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。
wikipediaより

一生懸命勉強しても、一か月たつと79%忘れているそうです。


なので、一つのことに時間をたくさんかけるよりも、
適度に時間をかけて、何度も復習することが大切ということですね。

まとめ

科学的な目線での解説が多く、読むのに少し時間がかかりましたが、
非常に興味深い内容でした。

理解が薄い部分があるのでもう一度読んでみようと思います!


最後に印象に残ったところをご紹介します。

知識が消化されれば、その知識を使って、またさらに多くのことを理解することが出来ます。
そして、数多くの事象かつぎつぎと神経回路の中でつながっていきます。
するとますますものごとが面白く感じられるようになり、さらに興味が深まってきて、記憶力が増強します。

興味を持って、いろんなことを勉強していくことが大切なんですね。


以上、お読みいただきありがとうございました。


良いお年を!