口座開設で手数料をとられない方法

みずほ銀行が、18日から預金口座を開設した顧客から、通帳1冊につき1100円の通帳発行手数料をとる。とニュースになりましたね。

今後は2月に横浜銀行、4月には三井住友銀行でも通帳発行手数料の新設が続くそうです。

都市銀行と、大手地方銀行が通帳発行手数料を新設したことにより、
他銀行でも同様に手数料新設が相次ぐことが考えれます。


手数料を避ける為には、デジタル通帳(通帳レス)で口座開設をする必要があります。

今回は、デジタル通帳についてまとめたいと思います。


デジタル通帳を利用して節約する

上記の銀行において、紙の通帳で口座開設すると手数料が発生しますが、
デジタル通帳(通帳レス)で口座開設することで手数料がかからないようにすることができます。



デジタル通帳と聞くとイメージが湧きづらいですが、
基本的には通帳が無いだけで、出来ることは通常の口座とほぼ同じです。

通帳はありませんが、スマートフォンやパソコンで入出金の確認ができますし、
キャッシュカードを発行していれば、ATMで現金の入出金も行えます。

定期預金の金利が0.01%程度しかありませんので、
デジタル通帳を利用して、なるべく銀行へ支払う手数料は最小限にしたいところです。


メリット

デジタル通帳のメリットについて考えてみました。

盗難・紛失の心配なし

通帳が無いため、盗難されたり、紛失されるリスクがありません。
紛失してしまって、銀行で通帳を再発行して手数料を払うこともなくなります。

通帳の再発行にも1100円ほどかかりますからね。

記帳する手間なし

スマホで残高や入出金の明細が確認できるので、
銀行のキャッシュコーナーに行って記帳する手間が無くなります。

通帳には磁気が入っていますので、年季が入ると磁気が悪くなってATMで読み込めなくなります。
こういった磁気不良で窓口に行く手間も無くなります。

過去10年程度の履歴を参照できる

銀行によりますが、過去10年程度の履歴を参照できます。

残高の履歴を紙で残しておきたい場合には、プリンターがあれば自宅で履歴を印刷することもできます。


留意点

セキュリティについて

金融機関のセキュリティは、ワンタイムパスワードによる2段階認証の利用等、かなり厳重になっています。

今のところ、デジタル通帳やインターネットバンキングにおいて、大きなハッキング等による現金流出の被害はありません。
※ゆうちょPay等の決済アプリでは、2段階認証を行わなかったことが原因で現金流出がありましたが…

ログインID・パスワードの管理

当然のことですが、IDやパスワードは忘れないように、
パソコンの近くや、見えやすいところに書いておかないようにする必要があります。

指紋認証やFaceIDがあるので、ほとんどパスワードを入力する機会はありませんが、
振り込みの手続きや投資信託の手続きにはパスワードを入力することがあります。

パスワードの再設定手続きも、銀行によっては窓口で行わないといけません。

なぜ手数料をとるのか

まず、銀行の採算性が悪化していることが一つの要因だと考えられます。

syu-tarou.hateblo.jp


◆通帳発行により発生するコスト◆
・毎年一口座につき200円の印紙税
・通帳の原材料費、印刷代
・ATMに繰越用の通帳を装填する手間
・通帳の紛失や再発行手続きを行う事務コスト


通帳発行のコストは前からありましたが、
コロナウイルスの影響で来店客が減少し、非対面取引の需要が増えたことにより、
通帳レスの推進をしやすい市場になってきたように感じます。

楽天銀行などのネット銀行も通帳はありませんし、
通帳がないのも一般的になってきています。

通帳レスキャンペーン

銀行はコスト削減の為、通帳レスを推進しています。


銀行によっては、通帳有り口座からデジタル通帳(通帳レス)口座に変更することで、
何らかのプレゼントをしてくれる、キャンペーンを行っています。

私が勤めている銀行では、1000円キャッシュバックを行っていました。


今通帳有り口座をお持ちの方は、この機会に見直してみるのもアリだと思います!