【節約】保険の見直しについて

こんばんは。しゅーたろうです。
 
今日は仕事でお客さまの医療保険見直しをさせていただきました。
 
皆さんは保険の見直しをしたことがありますか?
 
保険の販売員からしっかり説明を聞いて、納得された上で契約しているのではないかと思います。
納得して契約しているのであれば、機会がないと保険証券を見直すこともないですよね。
 
しかし、毎年ではなくとも、定期的に保険の見直しをすることをお勧めします。
なぜなら、一般的に医療保険は医療技術の進歩によって変わるものだからです。
 
今回は、医療保険の見直しのタイミングや選ぶときの注意点をご紹介します。
 
 

見直しのタイミング

保険にも、生命保険や就業不能保障保険、個人年金保険介護保険等種類は様々です。
今回は医療保険についてご紹介しますが、どの保険においても、なにに備えるかということをよく考える必要があります。
 
例えば、突然交通事故で入院したときに必要となる保障は、その時の家族状況、収入、生活費によって異なります。
 
一家の大黒柱であるときは、収入が一時的に無くなり、入院費が発生します。住宅ローンがあれば返済の為の資金も必要となります。手術が必要となるかもしれません。
健康保険で賄える部分もありますが、収入が無い時期が発生したうえ治療費が嵩むと家計にも響きますよね。
 
一般的な見直しのタイミングは以下の通りです。
 
就職したとき
結婚、子供ができたとき
住宅ローンを組んだとき
子供が独立したとき
転職・開業したとき
 
 

見直しのメリット 

メリットは不要な保障を見直して支出を減らすこと、最近の医療技術や事情を踏まえた保険に変えること 等があります。また、入っていた保険が実は80歳までしか保障してくれない、ということもあります。せっかく毎月払うのであれば、終身保障のほうが良いですよね。

 

最近では入院日数が短縮されていて、以前よりも通院に費用がかかるようになってきています。国の施策で長期入院の診療報酬を少なくしていること、医療技術の進歩により手術の体への負担が少なくなっていること、等がありそうですね。
 
 
 
昔は180日の入院保障等、入院に手厚い保険が多くありました。
しかし、上述したように入院日数は大幅に減少しています。
 
例えば、入院180日保障・通院は保障無の保険と、
入院90日保障・通院30日保障の保険が、同じような保険料であれば見直ししたほうが良さそうですよね。
 
 
 

見直しの注意点

保険の見直しにおける、私の個人的ポイントは「保険期間」です。
 
簡単な例をご紹介します
 
 
Aさん 女性 60歳
加入保険  がん保険 保険料7,000円
保障内容
診断給付金 100万円
入院給付金 10,000円
通院給付金 10,000円(60日未満)
先進医療保障 500万円まで
保険期間  2020年10月1日~2021年9月30日
※契約は特段の申し出等がない限り満79歳まで自動継続とします。

 

Aさんは20年ほど前にこの保険に入ったと言っていますが、いくつか気になる点があります。今のままの保険だと、79歳まで毎年保険料が上がり続け、80歳からは保険に入れなくなってしまいます。
 
なぜなら、保険期間が1年間だけになっているからです。
 
保険期間が「終身」であれば、80歳以降も亡くなるまでは保険が有効となりますので、できれば終身保障が望ましいですね。
 
また、最近の保険であれば、がん保険の通院日数制限はもっと緩いことが多いですし、先進医療も2000万円までみてくれる保険があります。
 

高額療養費制度について

聞いたことはあっても、使うことは無いのでイメージがつかみにくいと思います。(私も使ったことはありません。)
 
高額療養費制度とは、医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。厚生労働省より
 
金額は収入によって違うみたいですが、例えば、年収が500万円の人だと、ひと月の自己負担限度額は「80,100円+(医療費-267,000円)×1%」
になります。

仮に、医療費が100万円だとすると、
  • 「80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%=87,430円」
が限度額になり、3割負担で30万円支払い済みだと、健康保険組合へ申請することで、
  • 「300,000円-87,430円=212,570円」が戻ってきます。
 
結構大きいですね…!!
 
ただし、以下の費用については高額療養費制度の対象外となりますので、保険で準備しておきたいですね。
  • 入院時の食事代
  • 入院したことによってかかる雑費や日用品代
  • 差額ベッド代
  • 保険適用外の治療費や手術代
  • 高度先進医療費
  • 家族の見舞いの交通費
  • 業務上の病気やケガ(労災保険で扱う)
  • 通勤途上で起きた事故(労災保険で扱う)
  • 日常生活や疲労による肩こり・腰痛等の整骨院、針・きゅう、マッサージ等の施術
  • 予防注射
  • 正常なお産
  • 美容整形手術
  • 健康診断、結核診断、人間ドックなど
  • その他、医師が治療を必要と認めないもの
 

まとめ

いかがでしたか?
 
医療は進歩していますが、保険は見直さなければ変わることは基本的にありません。
かなり前に医療保険に入り、そのままにしているという方は一度、医療保険の見直しをすることをお勧めします。
 
 
お読みいただきありがとうございました!